外付けスピーカーを鳴らしてみよう!


無電源ラジオでかなり強力に受信できるラジオ局があれば、このスピーカーを使って音声が聞こえるかお試しいただけます。

なお外付けスピーカーをお試しされる前に、次の事項をご了承頂けるかをご確認ください。

1.このスピーカーはあくまで科学実験を目的とした器具であり、さらに無電源ラジオの受信
 性能がご利用される地域や場所によって大きく左右されるため、期待される性能や目的が
 達成できない場合があることをご理解ください。

2.受信場所がラジオ局の送信所に近い強電界地域であり、使用する無電源ラジオでかなり
 強力にラジオ局が受信できることをご確認ください。(外部アンテナ使用可)

3.スピーカーモジュールは、プラスチックケースの穴あけ加工やはんだ付けが必要です。

4.このスピーカーはパイプ(共鳴管)の長さによって音質が変化するため、音質の微調整を
 じっくり行って頂く必要があります。

5.スピーカーモジュール以外の使用パーツは、DIYホームセンターや100円ショップで購入
 できるアイテムを選定しましたので、製作例に合わせて追加パーツを揃えてください。

6.ここで使用した圧電スピーカーは当サイトで選定した大口径で音圧が高いものを採用して
 おり、この圧電スピーカーの特徴を生かすための音響設計や調整が行われています。
 また、これ以外に電子パーツショップで販売されている圧電スピーカーを用いて、同じく
 お試し頂くこともできますが、それぞれの圧電スピーカーの共振周波数や音圧の違いに
 よっては音声が聞こえなくなることがあります。その場合はパイプ(共鳴管)の長さ等を
 調整するなど、最適な共鳴現象を再現させる細かいチューニング作業が伴います。

それでは、これらをご了承いただけたならばプロジェクトを始めましょう!


外付けSPプロジェクト

写真をクリックすると、製作例のページに移動します!

外付けスピーカーモジュール 製作例1

まずは外付けスピーカーモジュールを製作して、続いてセロハンテープなどでホーンを仮で止めて音が聞こえるかをご確認ください。

外付けスピーカーモジュール,製作例1    外部スピーカーモジュール,製作例1 パーツ
写真をクリック!(ページが移動します)


製作例2

製作例1に樹脂パイプのパーツを2点追加するだけで、製作例2ができあがります。
短いパイプ(共鳴管)を入れることによって高音域が強調されて、製作例1より音声が聞き
取りやすくなります。
ラジオの音声信号が大きければ、音声をしっかり聞き取ることができるため、簡単で安価な
方法としてお勧めいたします。

外付けスピーカー 製作例2  製作例2 パーツ
写真をクリック!(ページが移動します)


製作例3

さらに音声の明瞭度を高めるためにパイプ(共鳴管)を長くして、共鳴周波数を低音域に
設定しました。これにより音声の高調波を減衰させることができ、音質悪化の原因となる
ひずみを低減しました。
また、パイプが長くなることにより圧電スピーカが苦手とする低音域(1kHz以下)の音声
が強調されて、よりクリアな音声を聴くことができるようになりました。

外付けスピーカー 製作例3  製作例3 パーツ
写真をクリック!(ページが移動します)


製作例4

低音から高音にわたってバランスがとれた音質が得られるように、製作例3のホーンの先に
製作例1,2で使用したホーンを追加しました。
製作例3のホーンから出力された音声の一部は直接外部に出力されるとともに、残りの音声
が新たに追加されたホーンを通過することにより、共鳴管の共鳴周波数より低い低音を強調
させることができるため、直接外部に出力された音声と追加したホーンから出力された音声
をバランスよくミックスさせることにより、より明瞭度が高い音声を聞き取ることができる
ようになりました。
4タイプの中では最も音質が高いモデルです。

外付けスピーカー 製作例4  製作例4 ホーン
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